カノジョは嘘を愛しすぎてる (2013)

青木琴美の同名コミックを佐藤健主演で映画化したラブストーリー。元バンドマンのサウンドクリエーターと、バンド好きの女子高生とのせつない愛の行方をつづる。ヒロインの理子を演じるのは、約5000人の中から選ばれた新鋭、大原櫻子。監督は『タイヨウのうた』でデビュー直後のYUIをブレイクさせた小泉徳宏。

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カノジョは嘘を愛しすぎてる (2013)のあらすじ

幼なじみたちで結成されたバンドCRUDE PLAY(クリプレ)のメンバー・小笠原秋は、デビュー作の演奏をプロのスタジオミュージシャンに差し替えられたことに気付き、デビュー前にバンドを脱退する。秋の替わりに演奏していたベーシストの心也をメンバーに迎えたクリプレは大人気バンドとなる。他のメンバーは演奏差替えの屈辱に耐えながらも前向きにバンドを続けるが、秋はその後、表には出ずクリプレへの曲提供を続ける。しかし彼は音楽業界の商業主義や、恋人の歌手・茉莉がクリプレのプロデューサー・高樹と男女の関係にあることを知り別れるなどの出来事に嫌気がさす。

ある日秋は女子高生の小枝理子と出会い、気まぐれに一目惚れしたと嘘をつき、「シンヤ」と偽名を名乗ってその場で交際を申し込む。理子の側は本当に彼に一目惚れして交際するが、彼女は秋に「歌が嫌い」と言われて戸惑う。実は理子は幼なじみの祐一らとバンド活動をしてボーカルを担当しており、クリプレや秋の作る曲の大ファンなのだ。ある日高樹は野外ライブをする理子らの姿を見かけて彼女の歌の才能を見染め、彼らを秋のプロデュースによる新人バンドデビューとして売り出そうとするが、秋は対象が理子らであることを知らないまま断りその話は心也が受ける。やがてレコード会社に出入りするようになった理子は、クリプレの新曲「サヨナラの準備は、もうできていた」のメロディが秋が口ずさんでいた鼻歌と同じであることを知る。理子はその場で本人に相対して彼の正体に気付くが、秋に対する思いは変わらない。

理子らは「MUSH&Co.」のバンド名で華々しくデビューすることが決まり、秋も理子の声のすばらしさに気付いてプロデュースを希望する。しかし心也もまた理子の声に執着して手放そうとせず、高樹は秋と理子のデート現場を写真誌に撮られたことを突き付け、理子のデビュー前のスキャンダルを自分の力でもみ消す替わりに秋と茉莉の交際記事に差替えることを告げる。秋は理子の将来のためにそれを受け入れ、彼女との関係を解消する。秋はその別れに苦悩しつつも音楽への意欲が漲り、国外で音楽活動をする決意をし部屋を片付けるが、そこへ訪れた理子は思わず秋が愛用するベースを持ちだして逃げてしまう。クリプレの瞬は理子に対し、秋が理子のために曲を書いていたことを教え彼の本心を解説する。

MUSH&Co.は心也の曲「明日も」でデビューライブを成功させ、瞬はベースを返すと称してライブ後の会場に渡航前の秋を呼び出し理子と会えるよう計らう。秋は理子に対し、本心とは裏腹な言葉を向けるものの、二人で彼が理子のために書いた曲「ちっぽけな愛のうた」をセッションする。演奏を終え二人は離れてゆくが、秋が理子を呼び止め、キスを交わすところで映画は幕を閉じる。

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